OMライニング工法～コンクリート水路の維持・補修
緑豊かな大地に脈々と流れる水の恵み。農作物を育み、生活水に防火用水にと、水は身近な存在。
コンクリート水路の整備によって、計画的に水が確保できるようになったものの、近年、コンクリート水路の老朽化・劣化により、補修・改修が余儀なくされています。
ＯＭライニング工法は、コンクリート面に強靭な防水塗膜を短期間で形成し、水路の供用年数延長を目的とした、水路保護・補修（改修）工法です。
【OMライニングの目的】
- コンクリートの劣化速度を遅らせ、機能を保持する。
- ひび割れ亀裂、目地部からの漏水を防ぐ。
- 摩擦係数が小さい（塩ビパイプと同等）ので、水の流れがよくなる。
OMライニングとは・・・
『ＯＭ塗料』は、米国で開発された、無溶剤の２液硬化型特殊ポリウレタン樹脂塗料であり、一種のウレタンエラストマーです。
U.S.COAST GUARDが砕氷船の塗装試験をRensselaer Polytechnic Instituteに依頼し、１９７２年より２年間、１５０種の塗装系について、耐食性、氷との摩擦抵抗、磨耗性等の基礎試験を行い、５種の塗装系を選出しました。さらに４年間の実船テストで『ミゼロン』が最も優秀であると認められた結果、世界的な評価を得ることになりました。
OMライニング工法の特長
現状の水路断面を維持しながら補修
●OMライニング工法は、コンクリート面に強じんな防水被膜を短時間で形成しますので、現状の水路を維持しながら補修が可能です。
環境にクリーン
●廃棄物が発生しない。
●塗膜は無害である。
強じんな塗膜
●耐摩耗性・耐衝撃性に優れる。
●吸水率が小さく、耐水性に優れる。
●クラック追従性に優れる。
●耐薬品性に優れる。
（硫黄の浸透深さ推定50年０um）
優れた施工性
●一回の塗装で厚膜が形成出来る。
●低温時でも施工可能。
●速乾性なので、工期が短縮。また、施工後約3時間で通水可能。
優れた防水性
●コンクリートと一体化した塗膜は、防水性に優れている。
●高い凍結融解抵抗性300サイクル異常なし。
確かな信頼性
●日本下水道事業団の審査照明を取得。
●コンクリートのミぜロンライニング実績30年。（2012年現在）
優れた経済性
●水路新設（再施工）に比べて経済的。
●仮設費用（仮設道路等）の軽減。
メンテナンスが簡単
●基本的にメンテナンスフリー。
●補修用塗料で簡単に補修出来る。
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